教会に来るといいことがある。

私は2年少し前、豊田ホープチャペルに初めて来た。
その頃の私は、精神的に病んでいて酷い状態で医者からは入院を強く進められていた。精神から心臓発作を起こす体になっていたからだ。

沢山の薬、浮腫んでいる体、もうろうとしている中、教会に初めて訪れたのだ。

初めて行った私を、教会の皆さんは、暖かく拍手と愛溢れる笑顔で迎えてくれた。

なんということだろう、、その歓迎は、こそばゆく、こっぱずかしく、なんて暖かいところなんだろう、と思った。

それから2年、私は豊田ホープチャペルに通っている。
教会の皆さんとも親しくなり、聖書を学び、歌い、交わり、教会生活をエンジョイしている。

いつしか、精神的にもよくなり、薬は減っていき、発作も起こさなくなった。

それは、教会の皆さんが祈ってくれているからだ。
交わり話しを聞いてくれるからだ。

教会に繋がると、神の家族と表現される。
そう、教会に集うと、仲間を超えて家族になるんだ。

その家族の愛で多くのものを受ける。また与えることもできる。互いに祈り合い、語り合い、本音でぶつかる。

それはそれは心強い家族だ。

先日、神の家族がクリスマスのイベントでゴスペルを歌う機会があり私は見に行った。

神の家族が寒い中、暖かい歌声でゴスペルを皆さんに届けている姿を見て、心から、心地よく、誇らしく思った。
私の家族、凄いでしょ!って。みんながキラキラ輝いて見えた。

かつて私は寂しかった、寂しくて寂しくてどうしようもなかった。
だけど、今は違う。寂しくない。神の家族がいるから。これからも、この家族と歩んでいく。

教会に来るといいことがある。それは、神の家族ができることだ。

むなしさや、寂しさ、悲しみは、神の家族の存在で薄まっていく。
ともに、祈り合い、助け合い、支え合い、愛し合う。
何よりも、その真ん中に、神様がいる。
それはそれは、暖かい繋がりだ。

このクリスマス、私たちが届けたいのは、そんな温もり、愛だ。
教会に来るといいことがある。それを、多くの人に実感して欲しい、と、私は心から思う。

〈M.H〉