何ヶ月か前から、自分の心がどんどん沈んでいくのが分かった。他人が発する負のことばに、私の心がじわじわとダメージを受けていたのだ。
喜びの毎日が、「私は醜い。神さまと共に歩んでいても、結局私の罪の本質は変わらないんだ。私は昔からダメで最低な人間だ。」という思いに、いつのまにか変わっていた。醜い自分を見るのが嫌になり、人と関わるのが怖くなっていった。
一日中、何をしていても、頭の中で神と悪魔の闘いが行われているようだった。「絶対に神さまが私の心を変えてくださるから、祈りながら淡々と生活していればいい…。」と、言い聞かせ、いつもと同じように過ごしていた…つもりだった。
しかし、なかなか抜け出せない私に、一番ダメージの大きい出来事が起こってしまった。
今度は、主人が私の負の感情を受けとっていたのだ。申し訳ない事に、全く気付いていなかった。
ある日、とても小さな事から大喧嘩に発展してしまった。私は愛を流すどころか、居心地の悪い嫌な空気を、知らない間に家庭に流していたのだ。彼の心にも負の感情が芽生えていた。ダメだ!大切な家庭が壊れてしまう!頭をリセットしなければ!!まるで神さまから、レッドカードを出されたようだった。
次の日の礼拝後、牧師先生に祈ってもらい、友人に泣きながら一気に苦しみを吐き出した。
そうだ…少し前に、「人に対して醜い感情になる事が苦しい」と、信仰の先輩に話した事があった。すると、「そんな事、しょっちゅうだよ〜。そのたびに、私はこんなに弱くて醜く、愛がないですって、神さまに祈る。でも、それに気付く心が大切なんだよ。自分が弱いと気付くからこそ、神さまを頼ろうとするんだから。」と、話してくれた。
また、今日から新しい1日を始めよう。神さまは、何度でも新しく始めさせてくださる。弱い自分、醜い自分でも大丈夫。それに囚われる事こそがサタンの思う壺だ。そして、私の荒療治に付き合わせてしまった主人に、お詫びと感謝を表して、夫婦生活もまた心新たに始めようと思う。 〈hiro〉
『この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分を変えていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。』ローマ人への手紙 12:2