息子は、私がキッチンに立っていると、よく横で話をしに来たり、イタズラを仕掛けて来ます。ちなみに21歳…笑笑 で、ふざけ合った後、お決まりの会話があります。

「お母さんはさ、俺のパシリの親友じゃん?」

「ハァ??じゃあ、お父さんは?」

「お父さんは、家族の用心棒って感じ」

「なんで!?お父さんだけ、やけにカッコいいじゃん!!私はパシリなんかい!」

といいながら、親友という言葉にちょっとだけ嬉しい母。それを、見て「君たちはホント仲良しだね〜」とちょっと小バカにしてくる?父。いや、まんざらでもないのか? 息子も、昔からの、そのやり取りが楽しいんでしょうね。

今回の子育てフォーラムは、父性と母性のバランスの大切さを学びました。母性は「子どものあるがままを受け入れ、安らぎと休息を与える役割り」。いっぽう父性は、「子供にどのように生きるべきか自立を促す役割り」です。

父性的な役割りは、子供の直した方が良いところを指摘したり、時には叱ったりする事もあるでしょう。しかし、そこには母性的な働きの土台が必要です。母性的なものが十分に与えられたあとにしか、父性的なものは働かないということがあるようです。

そのバランスが取れていると、子供たちはイキイキと輝き、希望に満ち、社会人としての人格をつくっていきます。父母性が逆の夫婦や、お一人で子育てしている方もいるかと思いますが、まずは母性で子供を受け入れてから、父性で道しるべを示す…という事でしょうか。これ、神さまの愛を思い出しますね。

今回、『愛着』という言葉=特別な人との間に形成される情愛の絆についても学びました。愛着関係は過保護や甘やかしのように見えるかもしれませんが違います。例えば子供が癇癪を起こしモノを投げたとします。危険を叱るだけでなく、子供の心の動機を理解してあげる事。1人の人間として、寄り添い、不安な事があった時に安心させてもらえる実感が、人への信頼を育みます。

母性と父性…子供に寄り添う優しい態度と、子供を守る為必要な毅然とした態度。この両方が子育てには大切です。

さて…我が家はどうでしょう?『パシリの親友』と『用心棒』🤣母が微妙すぎる…笑

確かに子育て中、子供に厳しい主人にイラッとした事がありました。逆に「お前は甘いよ」と何回言われた事でしょう😓悩んだ時期もありましたが、もしかしたら、意外と子供にとってはバランスが取れていたのかもしれません😊

まずは親自身が自分を愛する事。そして、SNSやインターネット上にアップされている情報に惑わされず、子供には子供の『自分を育てる力』がある事を信頼し、妻、母として家族がくつろげる家づくりができるといいな…と思います。