昨年11月に同業の英語教室の先生が、原因不明の頭痛により、教室を休講することになった。1か月くらいで回復するかと思いきや、12月が近づいても回復の兆しが見えず、担当者から「代わりに生徒をしばらく面倒見てくれないか」と私に打診があった。

保護者説明会で話をさせていただき、9割強の生徒を私が預かることに…。もう1人が何人かを預かってくださった。これでしばらく土日も仕事か〜と思いながら、先生のことを祈っていた。

ある日、同じような症状で悩まれていた女優の寺島しのぶさんの手記を見つけたのでLINEで送ったら、「あっ、これかも」と…。真面目に頑張りすぎてますよ、という言葉と合わせて、聖書のみことばも送っていた。

ご主人を数年前に亡くし、地区の役員や家族のことも全てやられて、その上レッスンまで。元々それほど体は丈夫ではない先生。その上真面目でそれなりのプライドもある。「保護者からのちょっとしたクレームが引き金になったのでは…?」と、最近話せるようになってきて、やっと今月から小学生クラスの生徒から戻し始めた。

ある日、引き継ぎのため、2人で話していると、

「明日のことまで心配しなくてよいのです。明日のことは明日が心配します。」

という言葉がずっーと胸にある、と仰ってくださった。心の問題から体調不良になる人にありがちなこと。
いろいろ心配してもどうしようもないこともあるし、相手が怒ってる感情まで責任負わなくていい。それは相手の感情だから…。そんな話もした。

何気なく伝えた言葉が先生の心に残っていることに、1人でハレルヤ!✨と叫んだのは間違いない!
今月まで中学生の面倒をみて、来月からは全員お返しできることに。
私にはイエスさまがいつもともにいてくださるので、体調も時間のやりくりも守られていることに感謝しています。
言葉で伝えることも大切だけど、それを踏まえて行動することはもっと大切だと改めて思わされた日々でした。

『だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。』マタイの福音書6.34

     〈S.M〉