最近、教会の奉仕について、考える事がありました。私の中で、奉仕は神さまへの『捧げもの』であり、『仕える喜び』でもあります。…が、私は、自信を持って捧げられるようなものが、何ひとつありません。
そんな事を考えていたある朝、聖書のメッセージから、とても励ましを受けました。出エジプト記 35章から。
幕屋建設のお話です。捧げる物がない女性たちは、原料を提供したのでもなく、完成品を作ったのでもなく、「糸を紡ぐ」という労働を提供しました。一見、重要でない作業に見えても、幕の強度と美しさは糸の紡ぎがとても大切です。偶像である『金の子牛』を作るには、金を持っている人しか用いられませんでした。でも、真実なる神さまは、喜んで仕える者なら誰もが参加でき、用いられる幕屋の建設を指示されました。
10月には、豊田ホープチャペルの50周年記念礼拝があります。今、その準備で、昔の資料や写真の整理、教会内の掃除などが行われています。仕事などでなかなか時間は取れませんが、私もたまに顔を出す事ができると、教会の歩みや思い出話に触れる機会が与えられます。改めて豊田ホープチャペルは、信仰の先輩方の捧げる礼拝によって、これまで神さまに祝福されてきたのだな…と感じています。
私も、糸を紡ぐ女性たちのように、無理して背伸びする事なく、自分の出来る事を、喜んで捧げられる礼拝者となれればいいな…と思いました。 〈hiro〉